ドダン・ブーファンのポトフ
  メース(mace)/カーダル(kadhal)/ジャティプー(jathipoo)



 ニクズク科の植物。原産地、インドネシアのモルッカ諸島内バンダ諸島。
 ナツメグ(nutmeg)の種皮。
 細かい話は、ナツメグを見て頂こう。
 メースには、こんな面白い逸話がある。ナツメグをオランダが独占していた時、ナツメグよりメースの方が需要があり、かつ高価だった。当然だろう、1粒の種子から、核よりも種皮の方が多く取れないのだから。
 ナツメグメースを扱っている商社のオランダ本国から、ナツメグの栽培をやめて、メースの木を栽培せよとの指示が届いたそうだ。オランダ本国では、スパイスの知識が無かったと見える。
 料理に使われる際は、ナツメグとは違い、粉に挽いたりせずに、種皮そのまま煮出したりして香りを付ける。
 ナツメグより穏やかな香りで、デザートの果物の香り付け、プリン、フルーツパイなどに使われる。

 インド料理の香り付けにも使われ、北インド料理では、カーダル(kadhal)、南インドタミル・ナードゥ州では、ジャティプー(jathipoo)と呼ぶ。



Last Update 2009.05.03 Created by Majin