ドダン・ブーファンのポトフ
  フヌイユ(fenouil)/フィノッキオーナ(finocchiona)/フェンネル(fennel)/ソンフ(saunf)/ソンブ(sombu)/茴香(ういきょう)/小茴(シャオ・フイ)/茴香(フイ・シャン)



 セリ科、多年草。原産地は、地中海沿岸。
 中国名/日本名、茴香(ういきょう)フランス語フヌイユ(fenouil)イタリア語フィノッキオーナ(finocchiona)、英語でフェンネル(fennel)、中国語では小茴(シャオ・フイ)インド料理では種を使用し、ソンフ(saunf)、南インドタミル・ナードゥ州では、ソンブ(sombu)と呼ぶ。

 茎は中空・・・つまり、真ん中がストローのように穴が空いている。葉は羽状。刺身に添えられているオゴノリのようだが、れっきとした植物。
 またハーブに詳しい人なら、ディルによく似ていると思うだろう。ディルフェンネルは、近縁種。同じ写真を使っても、見分けがつかないんじゃないか・・・ってぐらい。
 外観は似ているが、ディルより大きくなり、多年草のため毎年収穫出来る。交雑するため、ディルニンジンの近くで生育させない。

 フェンネルの語源は、乾燥した葉の外観から、「小さな干し草」を意味するラテン語フォエニクルム(Foeniculum)が由来。
 古代エジプト時代から使われているハーブで、古代ギリシャでは、痩せる効果があると考えられ、痩せるを意味するマラスロンと呼ばれていた。
 ギリシア神話で、プロメティウスゼウスの二輪車から火を盗んで人間に火を与える話があるが、プロメティウスが天上から火を運ぶ火種にしたのが、このフェンネル

 初夏には、小さな黄色い花を咲かせる。花言葉は、 精神の強さ。これは、フェンネルが強さや勇気、長寿をもたらす植物と考えられていた。
 「古代ローマ剣闘士は、荒々しい喧嘩好きが集まっていて、フェンネルの効果を期待して食事にそれを混ぜていた。そして勝者は、フェンネルの花冠をつけていた。」と、英詩人ワーズワースが語っている。
 ヨーロッパでは、寝室の鍵穴にフェンネルを詰める習慣があるが、これは魔除けの効果があるとも考えられていた。

 ディル同様、魚介類と良く合うハーブで、魚介類の臭味消しや、脂っぽさを消す。
 茎や葉は、サラダに入れたり、マリネに入れたり、魚の腹に詰めたり、茎や葉を敷き詰めた上に魚を乗せて焼いたり、ソースやバター、マヨネーズに混ぜたりして使う。

 フェネルの種子は、パン、ケーキ、カレー、パイ、ソース、リキュール、ビネガー、ソーセージ等に入れて風味をつける。
 ハーブティーや酒に入れて飲む。
 中国では、小茴、または茴香(フイ・シャン)と呼び、漢方薬としても使われる。
 インドでは、スパイスとして料理に使われ、また食後整腸剤、口臭消しとして、そのまま食べる。

 フェネルの種子の製油は、アネトール、フェンコンと言う物質を含む。
 歯磨き、線香、石鹸、化粧品、入浴剤の香料に使う。花は、食べられるエディブルフラワー。
 油分には、食欲増進、利尿、健胃、消化促進、駆虫、肥満防止作用ある。
 フェンネルのハーブティーは、母乳の出を良くし、肝臓障害を改善すると言われている。
 殺菌作用もあり、洗眼やうがい薬にも使われる。

フェンネル                                                            フェンネルシード/茴香(ういきょう)


Last Update 2007.08.14 Created by Majin