ドダン・ブーファンのポトフ
  サルサ・ポモドーロ(salsa pomodoro)



 イタリア料理トマトソース。1530年代に、トマトが、アメリカ大陸からヨーロッパに伝わった。
 1544年にヴェネツィアで出版された、フェルディナンド大公、神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン二世の侍医、ピエトロ・アンドリア・マッティオリ(Pietro Andrea Mattioli)の著したディオスジリデス注釈(Di Pedacio Dioscoride Anazarbeo)に、トマトが初めて文献に登場する。
 当初は観賞用の植物だったのが、食用になったのが17世紀。当時スペイン領だった南イタリアで栽培されるようになった。
 一方、南イタリアは、パスタの原料のデュラムセモリナ粉の産地。トマトの旨味成分、グルタミン酸が、肉や魚、キノコ類などの旨味と出会い、更にイタリア料理が美味くなった。
 それまでトマトを使わなかったイタリア料理を席巻するように、大々的に使われるようになった。

 作り方は簡単で、フレッシュトマト、またはトマトの水煮をベースに、みじん切りした玉ネギニンニク胡椒オリーブオイルで作られる。
 ここに、トマトと好相性のハーブ、バジリコを加える。
 人によって、さらにオレガノローリエを入れる。
 フランス料理ソース・トマトに比べると、ずっと簡単かつシンプルな作り方。

 トマトに含まれる酸味、クエン酸リンゴ酸は、肉や魚、特に魚の臭みを消す働きがある。
 トマトに含まれる栄養成分、リコピンは、体の抗酸化作用が強く、癌の予防に役立つ。



Last Update 2008.11.02 Created by Majin