ドダン・ブーファンのポトフ
  カッサータ(Cassata)/カッサータ・シチリアーナ(Cassata Siciliana)



 カッサータとは、シチリアパレルモ名物の、イタリア料理でも有名なドルチェ
 シチリアでは、クリスマス復活祭を祝う際、またはめでたい事を祝うのに、欠かせないドルチェ
 カッサータと言えば、シチリア風・・・カッサータ・シチリアーナ(Cassata Siciliana)、またはカッサータ・アラ・シチリアーナ(Cassata alla Siciliana)と呼ばれる。
 ・・・と、ここまでの記述に、異論のある人はいないだろう。
 カッサータは、さまざまなバリエーションがあり、それ故にインターネットの記述でも、混乱しているように思える。

 カッサータは、大きく分けると4パターンある。

  伝統的カッサータ


 伝説によると、中世に中東のイスラム教国から伝わり、カッサータの語源は、アラビア語のqashatahに由来すると言う話があるが、恐らくそれは単なる伝説。
 このドルチェの最も古い記録は、1873年のパレルモ

 地元シチリアでも、家庭料理からレストラン、菓子店まで、様々なバリエーションがある。
 リチェッタ(Ricetta)・・・レシピは、果汁、フルーツジュース、またはリキュールと砂糖リコッタの層と、スポンジの層があり、表面にはマルツァパーネの層、飾りに砂糖漬フルーツやチョコレートチップを使ったり、刻んでリコッタに入れたりして、形状は丸く整形する。
 仕上げに、表面を砂糖グラーセし、冷蔵庫で冷やして、切り分けで食べる。

 四角い形状のカッサータもあるが、これは後から作られるようになったもの。
 記述から想像されるように、砂糖をふんだんに使い、ガッツリ甘い。


  カッサティーナ(Cassatina)


 カッサティーナは、手のひらに乗るような小さいサイズのカッサータ
 カッサティーナ・シチリアーナ(Cassatina Siciliana)とか、カッサティーナ・アラ・シチリアーナ(Cassatina alla Siciliana)とも言う。
 作り方は、カッサティーナと同様。


  焼きカッサータ


 焼いて作るカッサータ。正規名称カッサータ・アル・フォルノ(Cassata al forno)
 小麦を練ったスポンジ生地の層、果汁、フルーツジュース、またはリキュールと砂糖リコッタの層、中に砂糖漬フルーツやチョコレートチップを加え、焼き上げる。
 どのリチェッタ(Ricetta)・・・レシピを見ても、伝統的カッサータに必ず使われる、マルツァパーネは使われないようだ。


  氷菓のカッサータ


 果汁、フルーツジュース、またはリキュールと砂糖リコッタと混ぜ、ホイップクリームを混ぜ、砂糖漬フルーツやチョコレートチップ、ピスタチオ等を混ぜ、冷やし固めたもの。
 リコッタの入った、セミ・フレッドみたいなもの。

 ところがリチェッタ(Ricetta)・・・レシピによると、中にはリコッタを入れず、牛乳と生クリームで作る、固目のアイスクリームもあった。
 これだと本当に、モロセミ・フレッドだよなぁ・・・
 夏に食べられるらしいが、インターネットであまり情報が出て来ないところをみると、イタリアでは少数派なのか?


 Cassata siciliana
 Cassata Siciliana: la sua storia から引用


Last Update 2011.08.07 Created by Majin