ドダン・ブーファンのポトフ L'antica Pizzeria da Michele(アンティーカ・ピッツェリア・ダ・ミケーレ)


住 所
東京都渋谷区恵比寿4-4-7 
電話番号
03-5447-3800
営業時間
月〜金 11:30〜14:30、17:30〜23:30 土 11:30〜0:30 日 11:30〜23:30
休 み
ジャンル
ピッツェリア
Web
http://www.damichele.jp


料 理
下記参照
ピッツァ分類
ナポリピッツァ
ピッツァの調理法
薪窯
評 価
★★★★
訪 問 日


 2012年1月31日オープンの、恵比寿ピッツェリアナポリ超有名ピッツェリアの、日本進出店。
 初代のミケーレ・コンドゥッロは、1870年にピッツァイォーロとして修業を開始し、1906年に独立するとじきに評判となり、ピッツァの聖なる神殿とあだ名されるほどになった。
 現在5代目が店を切り盛りし、創業以来変わらず、ピッツァ・マルゲリータピッツァ・マリナーラのみを提供している。
 この店は、本店と同じ食材を使用した、ピッツァを出すんだそう。
 とここまでは、マスコミに流布している話。良くある話は、日本側で受け入れする飲食企業があったりするが、この店は株式会社バルニバービと契約している。
 飲食企業が経営すると言う事は、オープン当初はともかく、利益主義に舵切りした時、味が極端に低下するのは良くある話。
 ピッツァイォーロについて、名前が伝わって来ないのは、いずこの有名ピッツェリアで修業した人がいる訳ではないのだろう。
 ブログ情報を見ると、皆美味いと絶賛しているが、それにしてもミーハーな記事が多いなぁ(苦笑)。
 本日現在の食べログポイント3.65と、まあまあくらいの評価。このポイントは、オープンしたての店には、はっきり評価を下さないレビュアーが多いって事かな。
 訪問したのは17時20分頃。恵比寿駅東口から、線路沿いに目黒方面へ180メートルくらい先、坂道に出て左折、30メートルくらい先、道の左側に店がある。
 今日の同行者は、KNさんで、一緒に食事した4回中2回は雨に当たり、そして今日も雨・・・
 しかし梅雨時期の高温多湿な雨は、自然発酵させる事が多い、ピッツァ生地が更に美味くなる可能性がある。
 ビックリは、雨降りにも関わらず、フリーの客だろうか?20人以上の行列。
 自分らは、予約していたから並びはしなかったが、この店へは予約して行く事をお奨めする。
 予約名を告げて、席に着く。ちなみにこちらの希望時間は通らず、店側指示の時間となった。しかも食事時間も1時間半以内と、念を押されたそうだ。
 店内はコンクリート打ちっ放しだったり、タイル張りだったり、白い色合いで、どこかしら地中海なイメージ。
 入口右側が厨房で、奥にはピッツァ薪窯が鎮座している。
 食べログによると55席あるそう。行列しているくらいなので、席が空いても次々と客が案内される状態。
 メニューを見ると、簡単なアンティパストピッツァもマルゲリータ、マリナーラ2種類しかない。
 パスタもなく、メイン料理・・・セコンド・ピアットもない、さらにドルチェディジェスティーヴォ・・・食後のドリンクもない、イタリアピッツェリアそのものの経営。
 更に言うと、ナポリの本店には、アンティパストもなく、2種のピッツァのみだそうだ。
 注文したのは、アスパラガスヨーグルトバジリコソース、ゼッポリーネ、ピッツァ・マルゲリータのイタリアンサイズ、ドッピア、ピッツァ・マリナーラのノーマルサイズ、ノルマーレ。
 本日の料理のコメントと評価は以下の通り。


 アスパラガスのヨーグルトバジリコソース \750  ★★

 大降りのアスパラガスを、ヨーグルトバジリコソースで。
 アスパラガスは大振りだが、大味ではない。
 軽く茹でた感じだが、自分的にはもう少し茹でた方が、アスパラガスが柔らかくなって良かったと思う。
 中には、この歯応えが好きと言う人も、いるかも知れないが。
 ヨーグルトバジリコソースは、食べてる時、市販のジェノバ・ペーストヨーグルトを混ぜているんだと思った。
 しかし後から考えてみると、市販のジェノバ・ペーストにしては、バジリコにフレッシュ感があり、香りが良かった。
 考えを改め、自家製じゃないかと思う。
 しかし味付けとしては平凡だった。
 なかなか美味かった。2ツ星。


 ゼッポリーネ \400  ★★

 小麦生地と海藻を合わせ、油で揚げた、ナポリでは有名なゼッポリーネ。
 同行したKNさんが、食べた事がないと言うので、注文した。
 ビックリするほど美味いものでもないが、海藻の香りが良かった。
 なかなか美味かった。2ツ星。


 ピッツァ・マルゲリータ・ドッピア \1,800  ★★★★

 ピッツァ生地、サルサ・ポモドーロモッツァレラバジリコピッツァピッツァ・マルゲリータ
 しかもこの、ドッピアは、直系30センチオーバー、イタリアンサイズのピッツァ
 ピッツァの見た目は、こんな巨大なピッツァは、1人では食べ切れないと思った。
 ちなみにドッピアとは、英語でダブルの意味。それなのに、どうしてイタリアでは普通のサイズ?
 ピッツァ生地は、他店とは違う面白い風味。
 メニューを見ると、小麦粉も含め、ピッツァに使っている食材は、イタリアから取り寄せているそう。
 つまりは、面白い風味は、ピッツァ生地の小麦粉が、イタリア製だと言う事。
 どうりで、日本のピッツァとは、ピッツァ生地の風味が違う訳だ。
 ピッツァ生地は、水分を多目に発酵を促進させ、もっとフワフワもちもちしていても、良いくらいではないか?
 しかし、ピッツァ生地の味自体は、かなりの美味さ。
 サルサ・ポモドーロは、軽く煮詰めているのだろうか?酸味は強くなく、甘味、旨味がある。
 モッツァレラは、当初水牛モッツァレラモッツァレラ・ディ・ブーファラかと思ったが、よくよく風味を考えると、牛乳から作ったフィオル・ディ・ラッテじゃないかと思われる。
 いずれにせよ、モッツァレラはフレッシュで、風味良くコクもあった。
 バジリコも、香り良く、これくらいの量で十分だった。
 ピッツァ生地、サルサ・ポモドーロモッツァレラバジリコのバランスも良い。
 かなりの美味さだった。4ツ星。
 しかしこのピッツァ生地は、もっと美味くなっても良いはず。


 ピッツァ・マリナーラ・ノルマーレ \1,250  ★★★

 ピッツァ生地、サルサ・ポモドーロニンニクオレガノのシンプルなピッツァピッツァ・マリナーラ
 本来ならば、ピッツァ生地は、マルゲリータと同じ・・・と書きたいくらいだが、似ても似つかないピッツァ生地だった。
 一番違うのは、ピッツァ生地の食感で、咥内にくっつくような粘りがあり、食感が悪い。ピッツァ生地のオーバーミキシング(生地のこね過ぎ)じゃないかと思われる。
 ピッツァ生地の味自体も、マルゲリータとは異なる。
 この2つのピッツァ生地は、同じピッツァイォーロが作ったのだろうか?そんな風に思ってしまうほど、ピッツァ生地の味わいが異なる。
 サルサ・ポモドーロは、軽く煮詰めているのだろうか?酸味は強くなく、甘味、旨味がある。
 ニンニクは薄くスライスしたのを使っていて、残念ながら火の通し具合が不足している。
 オレガノは、良く売られてる乾燥したのを使っている。オレガノは、生では使わない。
 ニンニクの香りも、オレガノの香りも、サルサ・ポモドーロをさらに美味くする。
 ピッツァ生地の味、食感ともさほどでもなく、その他サルサ・ポモドーロニンニクオレガノのバランスは良い。
 それにしても、このピッツァ、美味かった。おまけ3ツ星。
 これで、マルゲリータと同じ出来の生地なら、4ツ星だった。


 エスプレッソ \100

 会計の横で、別に支払って飲めるエスプレッソ。
 まあ、しょせん100円の味だわな。
 そもそも薄くて、しまりのない味で、苦味ばかり強く、香り、旨味、風味、コクともイマイチだった。
 評価対象外とする。



 もしも常に、マルゲリータのレベルのピッツァが食えるなら、並んでも良いと思える味だった。
 情報によると、ピッツァの生地を作る人と、焼く人と分業しているそうだが、運良く腕の良い職人に出合いたいものだ。
 パスタも、ドルチェもないので、人によってはあり得ないと、文句を言われそう。
 しかしこのスタイルが、イタリアのピッツェリアのスタイル。もっと日本でも認知されると良いな。


Last Update 2012.07.23 Created by Majin