ドダン・ブーファンのポトフ ら・すとらあだ


住 所
東京都中野区本町2-41-2 
電話番号
03-6276-8364
営業時間
月水金 17:30〜20:30 火木 12:00〜14:00、17:30〜20:30 土 12:00〜16:00
休 み
日、不定休
ジャンル
そば
Web
http://sobameister.blog96.fc2.com/


料 理
下記参照
系 統
オリジナル
評 価
★★★★★
訪 問 日


 2012年5月25日オープンの、新中野の隠れ家的・・・完全に隠れている(笑)、かつ人気の手打ちそば屋。2012年から行きたいそば屋リストには入っていたが、すぐに人気が出て、予約必須との情報が・・・
 店名は、イタリア語で「道」と言う意味。自サイト読者、シーバードさんから、イタリア映画「ラ・ストラーダ(邦題/道)」の関連性を指摘されたが、ご主人に訊いていないので不明。
 ご主人の日比谷吉弘氏は、吟八亭やざ和、竹やぶ柏本店、眠庵等で修行したんだそう。いずれそば好きは知らないものはない、有名店。
 ブログ情報を見ると、絶賛の嵐。眠庵時代からの日比谷吉弘氏のファンが多数いるようで、ヘビーローテーションするレビュアーも。
 本日現在の食べログポイント4.00と、食べログにありがちな、高ポイントに引き寄せられ、そば屋としては神評価。そばを理解していないどうでも良いレビュアーが低評価する中、この高評価は立派な事だ。
 もっとも、勝ち馬に乗る食べログレビュアーは多く、この高ポイントは、食べログの信頼性パラメータの高いレビュアーが高評価しているが、主因と思われるが。
 訪問したのは、13時5分頃。新中野駅サンライズドックスからの出口を出る。


 目前の青梅街道を左折して直進、50メートルくらいにサンクスがあるので、その前を左折。


 この写真は左折してすぐの風景。


 左折して140メートルくらい先、道の突き当りのすぐ右側の道に入る。
 最初の路地を右折。


 右折して20メートルくらい先、道の右側に店がある。
 写真の通り、ほとんど民家。しかも、看板も何も出ていない。
 わずかに、入口上に、何かオブジェのようなものがあるが、そんなのは一般家庭でもあるもの。
 自分はここが店だとは思わず、この界隈を3週してしまった(笑)。
 賃貸住宅を店に改装したもので、入口に玄関があり、靴を脱いで上る。
 2階建てで、1階がカウンター3席(無理すれば4席?)、テーブル5席と言う狭い店。
 テーブル席の1卓は事実上、客が座れるほど広くない。
 訪問時点で自分らが予約した1卓以外は埋まっていて、フリーで来た客は断られていた。
 人気店だし予約必須だ。
 メニューはなく、通常お任せのスタイルで、提供される。
 しかし自分らは、今日出せるメニューを聞いて、チョイスして出してもらった。
 メニュー名は、こちらで勝手に命名したもので、メニューがないのでご勘弁願いたい。
 本日の料理のコメントと評価は以下の通り。


 益荒猛男 特別純米原酒

 詳しいコメントは、こちらを見て頂こう。


 益荒猛男(ますらたけお)を注いだところ。


 ホウレン草のお浸し \350  ★★★

 ホウレン草をダシ汁、醤油で味付けしたもの。
 このホウレン草はエグ味もなく、悪くない質のもの。
 味付けが良い。ダシも醤油も良いモノを使っている。
 しかしホウレン草を生かすなら、この1/4で良かった。
 味が濃い訳ではないが、野菜は気を感じるか、感じないかくらいの薄味が、野菜の持ち味が活きる。
 美味かった。3ツ星。
 お浸しをこんなに真面目に作っているなんて、この先の料理が期待出来るではないか。


 自家製豆腐 \350  ★★★

 自家製とは言え、さすがに大豆を潰すところからは作っていないだろうと推察する。
 写真でも分かる通り、気泡が出ているし、形も不恰好。
 豆腐の美味さとは、すなわち大豆の美味さ。
 味が良い質の高い大豆を使い、より凝縮すればするほど、大豆の旨味が増す。
 形は不恰好だがこの豆腐大豆風味良く味が良い。
 逆な言い方をすれば、この大豆を見つけ出したら、もう結果は見えたようなもの。
 不恰好なのは、にがりを打って、豆乳に攪拌(かくはん)するところが下手だと言う事。
 ついでに言うと、にがりが均等でないのか、豆腐の固さも均一ではなく、部分的にはまるで呉汁大豆ペーストの味噌汁)のようだった。
 美味かった。3ツ星。
 均一ににがりを打てれば、星はアップする。


 安芸虎 阿波山田錦純米酒80%精米

 詳しいコメントは、こちらを見て頂こう。


 自家製からすみ \650  ★★★

 からすみとは、ボラの卵巣の漬け。昔から、珍味として知られる。
 高級食品なので、安価に美味いからすみを出そうと思うなら、自作するに限る。
 この値段で、量的には不満。
 好みより気が強い難点はあるが、からすみの味は良い。
 からすみは、日本酒とは好相性。
 美味かった。3ツ星。


 玉子焼き \650  ★★★

 ダシをふんだんにたたえた、玉子焼き。出汁巻き玉子と同義語の調理。
 だし巻き玉子は、大きく分けて2タイプある。
 1つは玉子をわざと焦がし、玉子の香りを出すタイプ。
 もう1つは、焦がさないように焼いた、なめらかな食感を活かした繊細なタイプ。

 この玉子焼きは、後者のタイプ。
 玉子のコシを切っていないのは良く、また上手にダシを封じて、焼きも悪くない。
 それでも、玉子表面には火が入って、少しボソッとしているのは残念。
 玉子焼きの主役は玉子。その意味で、ダシが多過ぎて、まるでダシが主役?と言う味付けだった。
 その点を除けば、全体には良く出来ていて、味が良い。
 美味かった。3ツ星。


 ブロッコリーのスープ \650  ★★★

 ブロッコリーと生ハムの牛乳を使ったクリームスープ。
 自分はこんな風ではなく、ブロッコリーは、形があるものだと思っていた。
 フードプロセッサーのようなものでブロッコリーを破砕し、スープの香りに味に、存在感を出している。
 生ハムは、銘柄を聞いたが良く分からないそう。
 しかし味の良い生ハムで、このスープの具であり、ダシ代わり。
 美味かった。3ツ星。


 そば3種 \1,500

 つゆの特徴

 やや薄目、甘目のつゆ。
 自分はそれほど甘味が強いと思わなかったが、同行者は甘さが気に入らなかったよう。
 しかしそばには自然な甘味があり、つゆの甘味は控えた方が、そばの持つ自然な甘味が引き出される
 その意味では、もう少し甘さ控えめならと、残念な想い。
 醤油の質も良く、かつカツオ節を初めとする、ダシも素晴しい。
 1つあえて言うなら、この醤油の質は良く、つゆだけで飲むのなら味は良いが、そばと合わせた時の表情に乏しいような気がする。


 十割粗挽きせいろの特徴  ★★★★★

 栃木県益子産常陸秋そば、埼玉県秩父産ノッペ(じゃないかと思います)のブレンド。
 常陸秋そばは、そば屋ではポピュラーな品種だが、秩父産ノッペのそばは初めて食べる。
 十割で、この粗挽き具合で、良くつながっているなぁ・・・と感心していたら、同行者のそばの方は、ブチブチ切れていた。
 自分のそばの評価基準は、あくまでそばの香り。
 そば自体のつながりは、次の優先順位の評価となる。
 その意味で、このそばは素晴しい香り。
 粗挽きなのは、そばの香りが良いポイント。
 多くのそば屋で使うであろう、北海道産そばを使わないのは、今年北海道産そばの出来が悪く、かつ不作だからだろうか?
 ブレンドしているのは、そばの実の特徴のいいとこ取りを狙っているのだろうが、自分にはその狙いが分かるだけのそばの実の知識がない。
 とにかく、不作で苦労している人が多いであろう、今年のそばで、それを感じさせない強い香りがある。

 つゆが弱いのは難点だが、それでもこのそばを損なうほどではない。
 めちゃめちゃ美味かった。おまけ5ツ星。
 つゆがパワーアップすれば、星はアップする。


 二八粗挽きせいろ細打ちの特徴  ★★★★

 二八粗挽きそば。茨城県笠間市常陸秋そばと、もう1箇所のブレンド地は失念。
 先の十割粗挽きせいろに比べると、香りが弱いのは、二八ゆえやむを得ないか。
 それでも世の標準的そばからすると、群を抜いた美味さ。
 二八にしたのは、そばがつながりにくかったからからだろう。
 ブレンドも、先と同様、欠点を補い、長所を活かそうと考えたのだろう。
 十割粗挽きせいろより、ちゃんとつながっている。
 この辺も、狙いだろうか?
 個人的には、十割粗挽きせいろの前に食べたかった。

 かなり美味かった。4ツ星。
 このそばは、そばの実を考えると、この辺が限界だろうか?
 もしかすると、十割で打ったら、凄く香りが良いのかも知れないが。


 二八粗挽きせいろ太打ちの特徴  ★★★★

 二八で、粗挽き、太打ちせいろ。北海道摩周産キタワセと、長野県産のブレンドだそう。
 長野県内は、様々なそば品種が栽培されていて、品種を推定するのは不可能。
 今年は、特に北海道産そばの質が悪いそうだが、だから太打ちにしたのだろうか?
 太打ちにすると、存在感が増し、インパクトが出、質の低さを幾分カバー出来る。
 ラーメンの○郎系と、同じ考え方だ。
 ○郎系と比べるなんて、このそばに失礼な話なのだが(笑)。
 そばが太いと言うのも理由だが、これまた二八とは思えないような、そばの香りの良さ。
 これくらいの太さなら、銀座のいけたにと比べればかわいいもの。
 かなり美味かった。おまけ2ツ星。
 もしかすると、つながりにくかったのかも知れないが、この太さなら田舎そばを打って欲しかった。


 そば湯の特徴

 そば茹で汁に、そば粉を投入ししているが、サラサラのそば湯。
 そばが美味いと、そば湯も香り高く美味い。
 薄くとも、そば湯が美味かった。


 白く濁っているので、そば茹で汁にそば粉を投入しているのが分かる。



 店にたどり着きにくい店は、自分は大好き。
 しかしそれを抜きにしても、そばはサプライズの美味さ。
 自サイトを見て、そばに興味を持つ、全ての人にオススメ。
 ご主人1人でやっていて、7席しかないので、大人数で押し寄せる訳には行かないのは、難点だ。


Last Update 2014.01.05 Created by Majin