ドダン・ブーファンのポトフ 鯨の胃袋(くじらのいぶくろ)


住 所
東京都港区西新橋2-2-7 MARYSOLビル1F 
電話番号
03-6228-4772
営業時間
17:00〜0:00
休 み
ジャンル
居酒屋
Web
http://ameblo.jp/yuuki-ookoshi/entry-11232025092.html
https://twitter.com/kujiranoibukuro


料 理
下記参照
評 価
★★★
訪 問 日


 2012年4月2日オープンの、虎ノ門にある昼はミートカレーズトーキョーと言うカレー屋、夜は居酒屋の二毛作営業の店。カレー屋は以前行った事があるが、あえなく没ネタ。
 当初、日本風カレーライスがメニューだったが、現在はインド料理カレーとか、カオ・マン・ガイなんてのもある。
 この近辺に勤めている食べ歩き仲間によると、店名の通り鯨肉がウリの店なんだそう。
 店主の大越氏は、和食系の飲食店で勤務経験があり、ミートカレーズトーキョーとのシェアで、この場所を借りた。
 ブログ情報を見ると、住所新橋だけに(笑)近隣に勤める呑兵衛、魚好きが行って、美味いとレポートしている。
 本日現在の食べログポイント3.32と、もうひとつの評価。レビュアーは皆、良いポイントをつけているが、レビュー数たった8件。そして食べログの信頼性パラメータの高いレビュアーではないのだろう。
 訪問したのは22時25分頃。虎ノ門駅1番出口から外堀通りを新橋方向へ100メートルくらい先、交差点を右折して250メートルくらい先、みやざわ脇の路地を入り80メートルくらい先、道の右側に店がある。
 店はガラス張りで、外から中が見え入りやすい。今日は金曜と言う事もあってか、混雑している。
 店内はカウンター席があり、その脇にテーブル席も少しある。カウンター席の向こうは、厨房。
 食べログによると22席あるそう。店はほぼ満席近かったが、辛うじて2席空いていた。
 さすがにこの時間、後から来る客はなく、店の客も潮が引くように帰って行った。
 鯨肉を中心に色々注文した。
 本日の料理のコメントと評価は以下の通り。


 三芳菊 純米吟醸 無濾過生原酒

 詳しいコメントは、こちらを見て頂こう。


 お通し

 お通しのおでんつみれ大根厚揚げ
 つみれを除き、いずれも平凡な品質だが、おでんつゆはイケてる。
 つみれ自体は嫌いじゃない味なのだが、個人的に魚のつみれは、茹で立てを食べたい。
 このつみれおでんのつゆで、長時間火が通ったもの。
 下手なおでん屋より、美味いかも。


 百畳(ひゃくじょう) \500  ★★★

 百畳(ひゃくじょう)とは、鯨の胃袋。
 これは湯がいた鯨の百畳を、薄くスライスして出したもの。
 鯨の百畳は、臭味やクセがあるものの、これはしょうがないところ。
 柔かく茹でられ、脂が乗ってコクがある。
 ちなみにかなりの希少部位で、百畳を出している店はあまりない。
 醤油で食べると、この臭味、クセは消え、旨味だけ残る。
 醤油に改善の余地はあるが、百畳自体のモノは良かった。
 美味かった。おまけ3ツ星。


 百畳用の醤油


 百尋(ひゃくひろ) \???  ★★★

 百尋(ひゃくひろ)は、鯨の小腸。
 この百尋は、百畳と同じく、湯がいたもの。
 湯がいて、少々固さはあるものの、意外にも臭味やクセは少しだけ。
 そして独特の歯応えと味わいがある。
 こちらは味噌で食べた。美味かった。3ツ星。


 百尋用の味噌


 鯨の刺身 \780  ★★★

 もしもどうでも良い居酒屋でしか、鯨の刺身を食べた事がないなら、この店で一度食べてみるべきだ。
 安居酒屋の鯨の刺身は、値段こそ高いが、冷凍物で解凍のコンディション悪く、かつ血合い臭くて食えたものではない。
 古くは、冷凍物じゃない近海鯨の刺身は、食通にも珍重されたと言われる。
 そしてこの鯨の刺身は、小柄なミンク鯨ではなく、冷凍物じゃないザトウ鯨の刺身だそう。
 冷凍物じゃないと言うのは、この写真を見る人が見れば分かるはず。
 厚切りでかなり歯応えはあるものの、身はシットリして血合い臭さもない。
 かつてとある居酒屋で食べた鯨肉は、忘れられない美味さだったが、残念ながらそこまでのレベルではなかった。
 しかし不味い鯨肉横行している事を考えると、冷凍ではない、質の良い鯨肉をだそうと言う姿勢は見える。
 美味かった。3ツ星。


 ALPHA 風の森 純米 生原酒

 詳しいコメントは、こちらを見て頂こう。


 金目鯛刺し \1,000  

 見た目コンディションが良さそうには見えたのだが・・・丸まま1匹の状態だと、判定が難しい。
 こうして刺身にしてもらうと、身を見ただけで冷凍物と分かる。
 冷凍じゃない金目鯛を見た事があれば、身の色の違いは歴然。
 これでも、その辺の居酒屋で刺身を食べるより、ずっと良い。
 とは言え、それほどコンディションは良くない。
 かなり脂が乗っていて、これで冷凍じゃなかったら、どんだけ凄い事か。
おまけに少し、生臭さがあった。
 添えられた、ワカメは良品。もう少ししっかり戻してくれたら、言う事なし。
 まあまあの味だった。1ツ星。


 金目鯛用に出された、南米のローズソルト
 このコンディションの金目鯛には、微妙だった。


 鯨の竜田揚げ \980  ★★★

 年がバレそうだが、自分が幼い事は鯨肉鶏肉より安く、そのため食卓に上る事が多かった。
 当時の安い鯨肉とは、今居酒屋なんかで出て来る血合いの強い、不味い鯨肉と同じもの。
 我が家ではそんな鯨肉は刺身で食べず、鯨の竜田揚げにして食べたものだった。
 冷凍じゃない、近海ものの生の鯨肉が入った時だけ、刺身で食べた。
 学校給食で鯨の竜田揚げは、月1回学校給食で出て来た。
 鯨の竜田揚げに甘辛いタレが絡んで、美味いもののない学校給食の中では自分は好きなメニューだった。
 ちなみに自分の学校は当時、給食センターではなく、学校に厨房があり、委託を受けた人が学校で作っていた。
 学校給食は、いつも熱々だった。

 スダチを絞り、そのまま食べた。
 先ほどの刺身で使ったザトウ鯨と同じ肉なんだそうで、鯨肉には血合い臭さはない。
 鯨の竜田揚げは、醤油ダレに漬け込んだのを揚げるのが多いが、この竜田揚げは直前に鯨肉に味付けし、薄味なもの。
 冷凍肉じゃないので、肉はシットリしている。
 美味かった。3ツ星。
 刺身で食える鯨肉竜田揚げで食べたのは、初めてだ。
 何と贅沢な事だろう。



 こと質の良い鯨肉を食べられると言う点では、稀有な店ではないだろうか?


Last Update 2014.02.22 Created by Majin