ドダン・ブーファンのポトフ 車家(くるまや)


住 所
東京都八王子市越野3-10 
電話番号
0426-76-9505
営業時間
11:00〜15:00、17:00〜20:00
休 み
水、第3木
ジャンル
そば
Web
http://www.soba-kurumaya.co.jp/


料 理
多摩ビール \580 + だし巻き玉子 \840 + 竹の子と蕗のとうの天ぷら \1,050 + せいろ \980 + 名物鴨南蛮 \1,830
系 統
一茶庵系
評 価
下記参照
訪 問 日


 創業昭和47年(1972年)の京王堀之内そばの名店。名物は、鴨南蛮と鴨せいろ。
 ご主人の小川修氏は、一茶庵の創設者、片倉康雄氏に師事した方。今では、後進の指導にも熱心で、この店で修行した人が、評判のそば屋を営んでいる。
 自家製粉で手打ち、料理の材料は、厳選素材。そばが美味いのはもちろんの事、つまみも美味いと評判だ。
 訪問したのは、13時45分頃。京王堀之内駅から、野猿街道に出て、バーミヤンを過ぎ、1キロくらい先に店がある。
 地図では、野猿街道の裏側に店があるように見えるが、実際は野猿街道沿いから店に入る。野猿街道から、写真の看板が見える。


 店の前に、広々とした駐車場があり、奥に店がある。写真は、駐車場から店を写したところ。
 建物は福島県只見町、旧目黒家住宅を移築したのだそうだ。
 店に至るまでの道は石畳で、まるで茶室へ行くみたいだ。


 この場所、この時間、空いているだろうとタカをくくって来たら、さにあらず。駐車場は満車に近く、自分の前に10人ぐらいの順番を待っている客がいる。
 入り口そばの土間に、待合いの席があり、20分くらい待って着席出来た。案内されたのは、土間からこあがりの板張りのテーブル席。
 注文したのは、多摩ビール、だし巻き玉子、新竹の子蕗のとうの天ぷら、せいろ、名物鴨南蛮。
 本日の料理のコメントと評価は以下の通り。


 三つ葉と鶏肉のお浸し \200  ★★★

 多摩ビールの突き出し。三つ葉と、軽く湯がいた鶏肉のお浸し。
 鶏肉は柔らかく、噛む程に味がある。三つ葉はシャキシャキ、ダシ汁が利いていて美味い。3ツ星。


 新竹の子と蕗のとうの天ぷら \1,050  

 新竹の子3片、蕗のとう4片、シソの天ぷら。見た感じ、ごめんなさいと言う天ぷらだ。衣の色が、いくら何でも白過ぎるな。
 そもそも天ぷら専門店では、天種によって衣の付け方を変え、揚げ温度を変える。写真を見て分かると思うが、衣の付け方は一本調子。衣の色からも、揚げ温度も同じ。
 衣はパリッでもサクッでもなく、中途半端に湿ったせんべいみたい。
 竹の子はエグみもなく、程良い食感と甘味がある。蕗のとうはほろ苦さがあって美味いが、一本調子に揚げているから、火を通し過ぎ。
 天ぷらとして、もうひとつだな。無星。
 この店で、天ぷらは頼まない方が良いと思う。


 だし巻き玉子 \840  ★★★★★

 きれいに焼かれた、だし巻き玉子。これ、めちゃくちゃ美味い!!!
 薄味で、程良くダシが利いていて、玉子の味を素直に活かしている。
 玉子、ダシ汁、、甘味、焼き方・・・これらすべてが、繊細なバランスで、美味くなる方向に働いている。
 大根醤油がついてきたが、こんな完璧なだし巻き玉子には、何も足すものも、引くものもない。何も付けずに食べた。
 やざ和のだし巻き玉子は、わざと焦がして、玉子を香り高く焼いたものだが、この店のは焦がさず正統派の作り方。
 それでいて、こんなに美味いなんて素晴らしい!!5ツ星。


 せいろ \980  ★★★

 そばの特徴

 十割そば。切り口のエッジは立っていて、茹で具合も良く、美味い。ただし、食感がモソモソしてる。粗挽きに自家製粉しているのだろうか?
 十割そばなので、そこそこそば粉の香りは良いのだが。この辺が、鴨南蛮は評判だが、せいろはそうでもないゆえんだろうか?

 つゆの特徴

 まろやかな、醤油カツオダシのバランスが良く、甘さ控えめ。美味いつゆだ。
 惜しむらくは、もう少し濃い方が好みだった。

 美味いそばで、つゆもかなりの美味さ。3ツ星。
 これが車家じゃなくて、ノーマークな店なら喜ぶ味だが、名だたる車家だけに、少々残念。


 そば湯の特徴

 そば湯用には作っているが、やや薄いそば湯。


 名物鴨南蛮 \1,830  ★★★★

 そばの特徴

 せいろと同じそばなのかと思ってたら、せいろよりずい分太打ち。温かいそばなんで、太打ちは正解。
 細打ちの時でさえモソモソなのが、太打ちではさらにモソモソ。太いから、そばが伸びにくいし、食感も落ちにくい。
 太打ちだから、そばの存在感も増し、何となくそばの香りも強くなったような・・・
 何より、温かいつゆに、このそばが良く合う。この店では、鴨南蛮を基準に、そばを打っているのだろうか?

 つゆの特徴

 せいろの美味いつゆをベースに、ほんのり柚子を利かせ、焼いた合鴨と焼きネギの香ばしさをつゆに移している。
 ベースは一緒のつゆなのに、また違った表情を見せる。とても美味い。

 そばに入っている合鴨の他に、別皿で焼いた合鴨を出された。異なる合鴨料理が食べられて、嬉しいところ。
 ただし、合鴨ネギからガスの臭いがする。
 本来ガスは無臭なのだが、日本ではガス漏れを検知出来るよう、ガスに臭いを付けている。ガスで直接食材を焼いた場合、ガスの臭いが付く。
 伝統的な調理法とは違うかも知れないが、合鴨ネギを陶板焼きにしてみてはいかがだろう?ガスの臭いなどせず、美味いと思うのだ。
 自分が今まで食べた鴨南蛮の中では、最も美味い。4ツ星。



 だし巻き玉子は、絶品。名物鴨南蛮は、評判通りの美味さとなれば、こんな場所、こんな時間と言えども混むわな。
 帰り際に見た看板。こういう配慮、好きだなぁ・・・


Last Update 2007.03.16 Created by Majin