ドダン・ブーファンのポトフ madras meals(マドラス・ミールス)


住 所
神奈川県川崎市中原区上丸子八幡町816 山本ビル1F 
電話番号
044-750-0438
営業時間
11:00〜15:00、17:00〜22:30
休 み
ジャンル
インド料理(南インド料理)


料 理
2周年スペシャル・ベジタリアン・ミールス \1,000 + マドラス・コーヒー \300
評 価
★★★★
訪 問 日


 2011年11月25日オープンの、新丸子南インド料理店。ナンを出さないと言う、気骨溢れる南インド料理店。
 多くの人は、インド料理店に行ったらナンを注文するようだが、そもそもインド人は、ナンをめったに食べない。
 しかもナンは、北インド料理の文化で、南インドでは、一生の内ナンを食べた事ない人多数と言った状況だ。
 ナンの代わりに、南インドで良く食べられるパン、パロタは出す。
 メニューも気骨溢れ、ティファンミールス、アラカルトメニューも全て南インド料理のメニュー。
 都内でも、ここまでゴリゴリの南インド料理を出す店は、COCHIN NIVAS(コチン・ニヴァース)なんどりくらいじゃないか?
 通常は、南インド料理を前面に出していても、南インド料理に無知な客のために、ナンもバターチキンもメニューにある店がほとんど。
 ブログ情報を見ると、レポートは多く、今のところ南インド料理を理解して食べている人がほとんど。
 本日現在の食べログポイント3.57とまあまあの評価なのは、食べログが言うところの、信頼性の高いレビュアーのレビューが、少ないと言う事なのだろうか?
 訪問したのは18時5分頃。新丸子駅東口出てすぐの商店街を270メートルくらい先、道の右側に店がある。


 今日はいつもの通常メニューはなく、2周年記念で、2周年記念ベジタリアンミールスのみ。
 他にはワダチキン65チキン・チェティナドゥ・フライ等、ノンベジタリアンメニューもある。
 自分はこの店が、こんなに賑わっているのを始めて見た。
 空いていたのは、カウンター席数席で、こあがりも含めテーブル席は全て埋まっている。
 満腹になれば客は帰るが、次から客が来て、自分が帰る頃には1組2名の行列となっていた。
 自分はせっかくなんで、ベジタリアンミールスに専念する事とした。
 今日はメイン料理はベジタリアンミールスのみ。しかもミールスの全てのメニューお代わり自由と言う、インドと同じルール。
 本日の料理のコメントと評価は以下の通り。


 壁に貼ってあった、食堂で使えるタミル語の単語。


 ミールスの説明。


 2周年スペシャル・ベジタリアン・ミールス \1,000  ★★★★

 自分があまりミールスを好んで食べないのは、アラカルトと違い、作り置きが多く味が落ちるためだ。
 ダシを取らないインド料理は、スパイスの香りが味の決め手になる。
 スパイスは、時間が経てば経つほど、加熱すればするほど、香りが失われて行く。
 つまり、いったん作った後、冷まし、再加熱する作り置きだと、スパイスの香りが全く異なる訳だ。
 ましてや店によっては、当日作ったんじゃないものが出されたり・・・
 これは、ミールスが不味いと言っている訳ではない。
 値段も安いし、今回のミールスも期待していた訳ではないのだが・・・

 最初にラッサムバターミルク、市販のパパドが出された。


 バスマティ・ライス

 ガラスの器に、蓮の葉を入れ、炊いたバスマティ・ライスを入れてサーブしていた。
 ほんのりと、蓮の香りがある。
 個人的には、もっと固く炊いて欲しかったが、一般向けなのは、このくらいの炊き具合だろう。
 湯取法で炊いたのか分からないが、米の表面が荒れている(湯取法だと米の表面が荒れる)。
 パラパラして食感良く、南インド料理の汁ものとの相性が良い。

 この後、スパイシーな煮込み料理が、バスマティ・ライスの上にサーブされた。


 中央上は、豆とカボチャカレー、中央下はサンバル、右上はスペシャルマサラ、右下はキャベツポリヤル


 ラッサム 担担麺

 南インド料理の辛酸っぱいスープ。スープとしても飲みもするが、ご飯にかけて食べたりもする。
 シェフが多忙なので、会話出来ていないが、このラッサムは今までこの店で味わった事がない味。
 味付けは、トマトタマリンドパルプ、クミン、黒胡椒ニンニク等。
 シンプルだがバランスが良い。特に、胡椒の香りも、クミンの香りも、タマリンドの酸味も切れがある。
 厨房を見ていると、それほど大量に作り置きせず、無くなったら1から作りなおしている。
 つまりは作り立てに等しいラッサムと言う事だ。
 初めてこの店に来た時に、出て来たラッサムは素晴らしかった。
 その時よりシンプルな味付けだが、同じくらい美味いと思った。


 バターミルク

 コリアンダーリーフが浮いて、クミン生姜味を付けた発酵乳を水で割った、バターミルク
 ミールスには欠かせないもので、英文献を見ると良く登場するのだが、日本で食べるミールスで出されているのを見た事はない。
 発酵乳を使うので、整腸作用があり、辛い料理と好相性。


 カボチャのクートゥ 担担麺

 若いインド人美女に、豆とカボチャカレーと説明されたが、豆と野菜のカレーだとタミル料理ではクートゥ
 カボチャ入りのクートゥだから、プーサニカイ・クートゥと言うところだろう。
 味付けはクミンシード、マスタードシード、アサフェティダシナモン生姜等。
 豆はレンズ豆だろうか?新鮮で甘味があり、カボチャ甘味と相まって優しい旨味がある。
 味付けがシンプルだが、単調さはなく、豆とカボチャの味を引き出している。


 サンバル 担担麺

 南インド料理の野菜のスパイシー煮込み、サンバル
 茄子がタップリと入っているので、タミル語でカッタリカサンバル
 サンバルミールスに、ティファンに、あるいは単体にと様々使われるため、ほとんどの南インド料理店では作り置きしている。
 サンバルもちゃんと作れば美味いのだが、多くの人が作り立てに近いサンバルを口にしていないのは、残念な事だ。
 しかしこのサンバルは、ほぼ作り立て。
 味付けは、豆、玉ネギターメリック唐辛子クミン、マスタードシード、アサフェティダカレーリーフニンニク生姜等。
 ラッサムとは違い、明確に酸味はつけていない。
 具としては、タップリの茄子、そして玉ネギ
 スパイスの香りが鮮烈で、素晴しい味だった。


 キャベツのポリヤル 担担麺

 南インド料理のスパイシーな炒め物、ポリヤル
 キャベツがメインで、玉ネギニンジンが入っている。
 タミル語でキャベツポリヤルだと、ムタイ・ゴースポリヤル
 味付けはシンプルで、唐辛子クミン、マスタードシード、アサフェティダ等。
 歯応えを残して上手に炒め、味付けはシンプルなので、野菜の甘味が出ている。
 作り立てで、味も鮮烈。


 スペシャル・マサラ 担担麺

 若くて美人のインド人店員の説明が、スペシャル・マサラ。
 シェフは厨房で戦争状態だったので、とても聞ける状態ではない。
 この料理が、タミル語で何と言うのか、自分には分からない。
 玉ネギトマトターメリック唐辛子クミンコリアンダーカルダモンシナモンカレーリーフニンニク生姜等。
 具としてはジャガイモ玉ネギサヤインゲン等が入っている。
 他がシンプルな味付けなので、旨味も重厚だし、今日出たミールスの料理の中では、最もスパイシーな味付け。
 単体で食べても、混ぜても良かった。
 ベジタリアンに魅力を感じない人は、ぜひこの料理を食べてみてほしい。
 物足りなさなど、感じないはずだ。


 マドラス・コーヒー \400

 シェフ自ら入れてもらった、マドラスコーヒー。
 日本人向けなのか、あまり甘くしていない。



 それほど量を作らず、足りなくなったら新たに作って継ぎ足す。
 厨房内は大忙しの戦争状態だったが、食べる側からすれば、いつも作り立てに近いスパイシーな料理が食べられる。
 素晴しいミールスだった。4ツ星。
 しかもこれで千円とは、満足度比類ない。


Last Update 2013.12.16 Created by Majin